船舶における負荷変動補償

【活用事例】船舶における負荷変動補償

対象業種

  • 【製造業】造船
  • 【運輸業】物流・輸送

課題と背景

近年、気候変動対策への世界的な関心は増大の一途であり、国際海運から排出される温室効果ガス(GHG)はそのほとんどが CO2であることから、GHGの排出削減により一層取り組むことが求められております。

我が国においては、国土交通省海事局を中心に、「国際海運のゼロエミッションに向けたロードマップ」を2020年3月に策定後、産官学が連携し、ゼロエミッション実現のため必要な船舶の研究開発、技術実証、関連規則の策定、ゼロ・低炭素燃料の評価といった様々なアクションが取られているところです。

造船業界でも、こうした流れを受けて、近年バッテリーをメインの動力源として航行する電気推進船の開発が進んでいます。

一方で、船舶の航行は海上という特殊な動作環境にあり、万一火災が起きた場合の被害も大きいことから、船に載せる電源装置には高い安全性が求められます。

また、船舶のEV化を進めるためには、環境への負荷のみならず、エネルギー効率を高めて低燃費を実現し、コスト面でも優位性を確立していく必要があります。

リチウムイオンキャパシタ(LIC)の特徴と技術的優位性

リチウムイオンキャパシタは、高い入出力特性、広い動作温度範囲、高い安全性という特徴を有しており、船舶用ハイブリッド電源に求められる性能を実現できます。

高い入出力性能

  • 船舶では、うねり補償や荒天時の負荷変動の激しい場合があり、発電機+リチウムイオンキャパシタの電源システムにより、通常運行は発電機、負荷変動はリチウムイオンキャパシタが担うことで、環境負荷の少ない、理想的な電源システムを実現できます。

広い動作温度範囲

  • リチウムイオンキャパシタは低温環境下でも動作が可能であり、高温環境下での劣化が比較的少ないことから、電源システムの温度管理を簡素化することが可能になります。

高い安全性

  • 陸から離れて使用する船舶において、万が一にも発火することは許されません。リチウムイオンキャパシタは正極が活性炭なので、LIBに使われる金属酸化物の様な熱暴走が生じません。

蓄電デバイス比較表

リチウムイオンキャパシタ(LIC) リチウムイオン電池(LIB) 電気二重層キャパシタ(EDLC) 鉛蓄電池
電圧
エネルギー密度
安全性
寿命

提供製品・サービス

角形セル 高電圧モジュール

高出力、長寿命、高安全性のリチウムイオンキャパシタ

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